PAINTERS ─ 画家アーカイブ

ミケランジェロ

Michelangelo Buonarroti, 1475–1564

4年間、天井を見上げて描いた男。

生地

カプレーゼ

代表作

システィーナ天井画

言葉

ただの苦しむ者だ

没年

1564年、88歳

【本人の画風で再現】ミケランジェロの生涯 ─ 28:21。映像はミケランジェロの画風をAIで再現したものです。

Life

88年の生涯

1475 – 1488

石と乳母

1475年、トスカーナのカプレーゼに生まれる。没落貴族の父は絵描きを恥とした。母を6歳で失い、石切りの村セッティニャーノで育つ。

「才能があるとすれば、乳母の乳と一緒にノミを吸い込んだからだ」。石の記憶が先に身体へ入った。

1488 – 1490s

メディチの庭

フィレンツェでギランダイオに学び、まもなくメディチ家の庭で古代彫刻に触れる。父の反対を押し切り、職人ではなく彫刻家になる。

ルネサンスの熱のなかで、人体を神の像として彫る野心が固まる。

1501 – 1504

ダヴィデ

捨てられた巨大な大理石から《ダヴィデ》を彫り出す。完成した像は共和国の象徴になり、彼は生きながら「神のごとき」と呼ばれる。

栄光は来る。幸福は、あまり来ない。

1508 – 1512

天井の四年

教皇に強いられ、得意でないフレスコでシスティーナの天井を描く。一人で足場に立ち、首は返り、絵の具が目に落ちる。

「私はもう画家ではない。ただの苦しむ者だ」。それでも《アダムの創造》は、指先の隙間に人類を置いた。

ミケランジェロ《アダムの創造》
《アダムの創造》1511年頃システィーナ礼拝堂

1536 – 1564

最後の審判、そして建築

還暦を過ぎて祭壇壁に《最後の審判》。晩年はサン・ピエトロのドームへ力を移す。1564年、88歳。

天才の生涯は称賛の連続であり、孤独の連続でもあった。

Style

ミケランジェロのパレット ─ 画風の解剖

動画の映像は、この画家自身の色と筆致をAIで再現しています。

大理石の肉

天井から降りる身体

礼拝堂の青

創世の空

審判の赤

晩年の激しい布

影の石

ノミが残す闇

技法の核心は石の中にいる人体を解放すること。絵画でも筋肉は彫刻のようにねじれ、衣は風より重力に従う。苦しむ身体そのものが、画面の主題になる。

Quiz

アートクイズ

動画とこのページを読んだあなたへ。3問だけ。

Q.1天井画に何年かけたか?答えを見る

約4年(1508–1512)です。

Q.2巨大な青年像は?答えを見る

《ダヴィデ》。捨て石から彫り出されました。

Q.3幼少期に預けられた土地は?答えを見る

セッティニャーノの石切りの村です。

Visit

本物に会える場所

この動画が、実物の前に立つための入口になりますように。

VATICAN

システィーナ礼拝堂

天井画と《最後の審判》。

FLORENCE

アカデミア美術館

《ダヴィデ》。

FLORENCE

メディチ家礼拝堂

晩年の彫刻。

ROME

サン・ピエトロ大聖堂

ドームに残る建築家としての仕事。

このページの絵について

本ページに掲載している絵画は、ミケランジェロ本人の作品(パブリックドメイン)です。動画内の映像は画風のAI再現であり、本人の作品ではありません。本物の絵はこのページと、上記の美術館でご覧ください。

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