PAINTERS ─ 画家アーカイブ

シスレー

Alfred Sisley, 1839–1899

最も純粋な印象派。生涯貧困のまま死んだ風景画家。

生地

パリ(イギリス人)

主題

風景だけ

代表作

ポール=マルリの洪水

没年

1899年、59歳

【本人の画風で再現】シスレーの生涯 ─ 22:44。映像はシスレーの画風をAIで再現したものです。

Life

59年の生涯

1839 – 1857

パリのイギリス人

1839年、パリに生まれる。両親はイギリス人。父は絹貿易で成功し、少年時代は不自由がなかった。

18歳で家業修業のためロンドンへ。商売より、コンスタブルとターナーの空に心を奪われる。

この章を動画で観る(1:00〜)

1860s

モネたちとのアトリエ

パリに戻り、グレールのアトリエでモネ、ルノワール、バジールと出会う。歴史画ではなく、目の前の天候を描く。

印象派の結成へ進むが、彼の画面は常に静かだった。

この章を動画で観る(3:30〜)

1870s

破産のあと

普仏戦争のころ家業が傾き、支えだった父の援助が消える。仲間が少しずつ売れるなか、シスレーだけが残る。

セーヌと空は、それでも描くに値した。

この章を動画で観る(7:30〜)

1876

ポール=マルリの洪水

沈んだ村と、鏡のような増水。悲劇を叫びせず、光の異常を描く。代表作は、静かな災害の記録でもある。

サロンは彼を十分に抱かなかった。

シスレー《ポール=マルリの洪水》
《ポール=マルリの洪水》1876年オルセー美術館
この章を動画で観る(12:00〜)

1880s – 1899

モレ=シュル=ロワン

郊外の村に移り、同じ橋と空を描き続ける。喉頭がん。1899年、59歳、貧困のなかで没する。数か月後、価格が跳ねる。

生きているあいだ光を描き、光は死後にだけ当たった。

この章を動画で観る(17:30〜)
Style

シスレーのパレット ─ 画風の解剖

動画の映像は、この画家自身の色と筆致をAIで再現しています。

増水の空

ポール=マルリの反射

冬の並木

ポプラの湿った緑

砂色の道

村へ続く光

雲の鉛

純粋な印象派の天候

技法の核心は人物劇を捨て、天候だけを描き切ること。筆触はモネに近く、温度はより冷たい。同じ場所の再訪は執念ではなく、空が毎日違うからだった。

Quiz

アートクイズ

動画とこのページを読んだあなたへ。3問だけ。

Q.1シスレーの国籍は?答えを見る

イギリス人としてパリに生まれました。

Q.2家を支えていた父の商売は?答えを見る

絹の貿易です。破産が貧困の始まりになります。

Q.3代表的な洪水の絵は?答えを見る

《ポール=マルリの洪水》です。

Visit

本物に会える場所

この動画が、実物の前に立つための入口になりますように。

PARIS

オルセー美術館

洪水の連作など。

MORET

モレ=シュル=ロワン

晩年の風景そのもの。

LONDON

ナショナル・ギャラリー

イギリスにつながる所蔵。

PARIS

マルモッタン・モネ美術館

印象派の文脈で見る。

このページの絵について

本ページに掲載している絵画は、シスレー本人の作品(パブリックドメイン)です。動画内の映像は画風のAI再現であり、本人の作品ではありません。本物の絵はこのページと、上記の美術館でご覧ください。

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