PAINTERS ─ 画家アーカイブ

フリーダ・カーロ

Frida Kahlo, 1907–1954

事故、裏切り、流産。痛みを絵に変えた女性画家。

生地

メキシコ・コヨアカン

作品

約143点

自画像

55点

没年

1954年、47歳

【本人の画風で再現】フリーダ・カーロの生涯 ─ 35:58。映像はフリーダ・カーロの画風をAIで再現したものです。

Life

47年の生涯

1907 – 1924

青い家の子ども

1907年、メキシコ・コヨアカンの青い家に生まれる。6歳でポリオを患い、右脚に障害が残る。「フリーダ・ラ・コハ」と呼ばれても、彼女は革命とともに生まれたと自らを位置づけた。

この章を動画で観る(01:06〜)

1925 – 1926

18歳、折れた鉄

1925年、バスと路面電車の衝突。鉄の手すりが体を貫く。同じ車内の金粉が血に降り、誰かが「踊り子だ」と叫んだという。

30回を超える手術の始まり。最初の本格的な自画像は、ベッドの上から生まれた。

この章を動画で観る(04:30〜)

1929 – 1939

象と鳩

1929年、ディエゴ・リベラと結婚。巨大な壁画画家と、小さな自画像の画家。流産、妹との裏切り、《二人のフリーダ》。痛みは私的な日記ではなく、メキシコの歴史と同じ平面に置かれる。

この章を動画で観る(08:24〜)

1940 – 1954

翼があるのだから

脚の切断、コルセット、最後の《ビバ・ラ・ビダ》。2021年、自画像は約39億円で落札される。彼女は嘆く代わりに、正面を向いた。

「私は自分を描く。いつも一人で、私が最もよく知っている題材だから」。

この章を動画で観る(20:18〜)
Style

フリーダ・カーロのパレット ─ 画風の解剖

動画の映像は、この画家自身の色と筆致をAIで再現しています。

メキシコの紅

伝統衣装と傷を同時に見せる

病院の白

コルセットとベッド。制作の現場

密林の緑

葉と猿と、再生する生命

金箔のような光

事故の金粉。悲劇を聖像へ変える

技法の核心は正面からの自己。遠近法をほとんど使わず、奉納画のように自分を中央へ置く。痛みは隠喩ではなく、釘、血、コルセット、折れた柱として画面に残る。

Quiz

アートクイズ

動画とこのページを読んだあなたへ。3問だけ。

Q.1フリーダが生涯に残した作品のうち、自画像はおよそ何点?答えを見る

55点。全作品約143点のうち、自分がもっともよく知る題材として自分を描いた。

Q.218歳の事故で、何が彼女の体を貫いた?答えを見る

鉄の手すり。バスと路面電車の衝突。同じ車内の金粉が、血まみれの体に降り注いだと伝えられる。

Q.3夫であり、何度も離別と再婚を繰り返した壁画画家は?答えを見る

ディエゴ・リベラ。象と鳩と評された不均衡な夫婦。

Visit

本物に会える場所

この動画が、実物の前に立つための入口になりますように。

MEXICO CITY

青の家(フリーダ・カーロ美術館)

コヨアカンの生家。ベッドとコルセットと絵が同じ屋根の下にある。

MEXICO CITY

ドロレス・オルメド美術館

重要なコレクションを所蔵。

NEW YORK

ニューヨーク近代美術館

自画像が制度のなかでどう見られるかを示す場所。

このページの絵について

本人作品は著作権保護のため掲載していない。動画は画風のAI再現。実物は上記の美術館で。

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