PAINTERS ─ 画家アーカイブ

セザンヌ

Paul Cézanne, 1839–1906

生涯理解されなかった「近代絵画の父」の孤独な戦い。

生地

南仏エクス

友人

エミール・ゾラ

モチーフ

りんご、山

没年

1906年、67歳

【本人の画風で再現】セザンヌの生涯 ─ 24:49。映像はセザンヌの画風をAIで再現したものです。

Life

67年の生涯

1839 – 1861

南仏の孤独な少年

1839年、エクス=アン=プロヴァンスに生まれる。銀行家の父は絵を職業と思わなかった。幼なじみのゾラと文学と絵を語り、パリへ出る決意をする。

この章を動画で観る(01:28〜)

1861 – 1870s

落選し続ける

サロンは拒み、パリは嘲笑する。暗い厚塗りから、戸外の色面へ少しずつ移行する。成功したゾラとの距離は、やがて決定的な断絶になる。

この章を動画で観る(04:17〜)

1880s – 1895

世界から切り離す

エクスへ戻り、家族とも画壇とも距離を取る。りんご、卓上、同じ山。誰にも見せない反復が、遠近法とは別の絵画空間を作り始める。

この章を動画で観る(08:54〜)

1895 – 1906

山に向かい続ける

晩年、サント=ヴィクトワールは色面の建築になる。1906年、制作中に雨に打たれ、67歳で死ぬ。死後、ピカソとマティスが「父」と呼ぶ。理解は、生きているあいだには来なかった。

この章を動画で観る(18:56〜)
Style

セザンヌのパレット ─ 画風の解剖

動画の映像は、この画家自身の色と筆致をAIで再現しています。

テラコッタ

卓上とりんご。色面で組み立てる

樹液の緑

プロヴァンスの葉。筆触はレンガのように積まれる

構築の青

サント=ヴィクトワール。遠近より構造

エクスの黄土

南仏の乾いた光

技法の核心は色面で世界を組み立てること。輪郭で囲まず、小さな平面を積み、複数の視点を一つの卓上に同居させる。のちにピカソが「近代絵画の父」と呼ぶ革命は、孤独な反復から生まれた。

Quiz

アートクイズ

動画とこのページを読んだあなたへ。3問だけ。

Q.1セザンヌが何度も描いた山は?答えを見る

サント=ヴィクトワール山。エクスから見える同じ山を、構造として描き直した。

Q.2幼なじみで、のちに絶交した作家は?答えを見る

エミール・ゾラ

Q.3セザンヌが自然を還元した三つの立体は?答えを見る

円筒、球、円錐

Visit

本物に会える場所

この動画が、実物の前に立つための入口になりますように。

PARIS

オルセー美術館

《りんごとオレンジ》など、構築された静物。

PHILADELPHIA

フィラデルフィア美術館

大水浴図など晩年の大画面。

LONDON

コートールド・ギャラリー

りんごの静物で知られるコレクション。

AIX

アトリエ・セザンヌ

エクスの仕事場。山への距離を体感できる。

このページの絵について

本ページに掲載している絵画は、セザンヌ本人の作品(パブリックドメイン)です。動画内の映像は画風のAI再現であり、本人の作品ではありません。本物の絵はこのページと、上記の美術館でご覧ください。

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